卒業生インタビュー「自分で選び、自分で決める。」そして「出会いが、未来を変えていく。

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チャレンジドでは、障害のある学生の皆さんが、自分らしく大学生活を送り、将来へ向かって歩んでいけるよう、一人ひとりの生活に寄り添った支援を行っています。

今回は、2026年3月に日本福祉大学を卒業された 和田風音さん と 黒木幸雄さん に、大学生活やチャレンジドでの支援、そして卒業後の歩みについてお話を伺いました。

自分で生活をつくる力を育んだ4年間

和田さんは、岐阜県郡上市から大学進学を機に一人暮らしをスタート。チャレンジドの家事援助や移動支援を利用しながら大学生活を送りました。

週2回の家事援助では、料理・洗濯・掃除など日々の生活をサポート。移動支援では、初めて訪れる場所への同行や就職活動先の下見など、不安の大きい場面で支援を受けました。

「初めての一人暮らしで不安ばかりでしたが、思っていた以上に安心して生活できました。」

そう振り返る和田さんにとって、支援は生活を支えるだけではなく、自信を育てる存在でもありました。

「自分で選び、自分で決める」という実践

和田さんが特に印象に残っていると話してくださったのが、「自分で選び、自分で決める」というセルフコーディネートの考え方です。

セルフコーディネート(自薦式介助派遣)は、障害当事者自身が介助者の採用や調整に主体的に関わり、自分の生活を自分で組み立てていく仕組みです。チャレンジドでは担当コーディネーターが伴走しながら、一人ひとりの自己決定を支えています。

「この日はこの人にお願いしたい。」
「予定が変わったので時間を相談したい。」

こうした日々の積み重ねが、自分らしい生活につながっていったと話してくださいました。

もちろん、最初からすべてが順調だったわけではありません。伝えづらいことに悩んだ経験もあったそうですが、その一つひとつが今では大切な思い出となり、人と協力しながら暮らしをつくる力につながっています。

出会いが未来を変えていく

黒木さんは、重度訪問介護を利用しながら大学生活を送り、現在は青森県で教員として活躍されています。
大学1年生では学内での食事介助やトイレ介助などを利用し、同年5月からセルフコーディネートにも挑戦しました。

「自分で決められる自由さがあり、自分の生活に合わせて支援を組めることが魅力でした。」

そう語る黒木さんが大学生活で最も大切にしていたのは、「出会い」でした。

急に介助者が来られなくなった時も、「友達が増えるチャンス」と前向きに捉え、自ら学生へ声をかけたことが新たな出会いにつながりました。
友達が介助者となり、介助者が友達になる。
そんな関係が自然と広がり、支援という枠を超えた人とのつながりが大学生活をより豊かなものにしていったそうです。

「仕事というより、友達の家に遊びに行くような感覚で来てもらえたら嬉しい。」
その言葉からは、お互いが支え合い、ともに成長する関係を大切にしていたことが伝わってきました。

支援を通して広がる、人とのつながり

和田さんも黒木さんも共通して話されていたのは、チャレンジドとの出会いが、人との出会いへとつながっていったということです。

ヘルパーとの何気ない会話や、一緒に笑い合った時間、学生同士として交流した日々。

支援を受ける・提供するという関係だけではなく、一人の学生同士、一人の人として関わることができた経験が、大学生活をより豊かなものにしていました。

チャレンジドでは、「支援を提供する」のではなく、一人ひとりの生活や挑戦をともにつくるパートナーでありたいと考えています。

在学生やこれから大学進学を考えている当事者の皆さんへメッセージ

和田さんは、

「入学したばかりの頃は不安もたくさんあると思います。でも、助けてくれる人は必ずいます。一人で抱え込まず、いろいろな人を頼りながら大学生活を楽しんでください。」

と話してくださいました。

黒木さんは、

「誰でも不安はあります。でも、困った時に『助けて』と言える環境があれば大丈夫。やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい。ぜひ4年間を思い切り楽しんでください。」

と、これから大学生活を送る学生へエールを送ってくださいました。

一人ひとりの挑戦をこれからも

大学生活は、新しい環境や挑戦の連続です。

だからこそ、自分で選び、自分で決める経験や、人との出会いは、その後の人生を大きく支える力になります。

チャレンジドは、これからも障害のある学生一人ひとりが安心して挑戦し、自分らしい未来を描けるよう、生活と学びを支えるパートナーとして歩み続けます。